谷口 楓さん(株式会社シラカワ勤務)
- [更新日:2020年12月11日]
- ID:39
谷口 楓さん(平成28年度生)
株式会社シラカワ 勤務
30歳
石川県出身
問1>今の仕事内容についてお聞かせください。
入社後、約2年半は椅子の加工の部署で穴あけを担当していました。
現在は技術課へ異動になり、ベテランの方々に教わりながら小物を中心に加工から仕上げまで一通りの作業をしています。
問2>今のお仕事でやりがいに感じることは何ですか?
加工から仕上げまで一通りの作業をしている分、全て自分の責任となるのでプレッシャーもありますが、その分やりがいも大きいです。
また、普段お客さんの顔は見れないけれど、使い込んでボロボロになって修理に返ってくる椅子たちをみると、作っているものがちゃんと誰かの大切な一脚になっているのだと実感でき、とても嬉しい気持ちになります。良いものを作らねばと気合が入ります。
問3>木工のどのような点に魅力を感じますか?
私たちの一番身近にある木という素材で暮らしに寄り添うものづくりができることです。
自然のものを扱う難しさはありますが、それが飽きずにおもしろいところでもあり、いろいろな表情をみせてくれます。
その木の魅力をうまく活かして伝えられるのが木工の魅力だと思います。
問4>木工芸術スクールに入ったきっかけは?
スクールに見学に来た際に、生徒たちが製作に取り組む姿が活き活きしていたのが印象的でした。
あとは苦手な手工具をしっかり使いこなせるようになりたかったのと、フラッシュの家具など幅広く勉強できるという点に惹かれ入校しました。
問5>スクールでの勉強が活かされたと思うことはありますか?
仕事では機械作業が中心ですが、時々手工具を使う場面もあり、その時にあまり怖がらずにできることです。
また、木材の知識から機械の使い方など、木工の基本的なことをしっかり身につけたおかげで、仕事で新しいことを学ぶときにも吸収しやすいです。
問6>入校前の仕事や勉強で活かされたと思うことはありますか?
大学では建築を学んでいたため、図面を見たり書いたりすることは今にも活かされていると思います。
また、卒業後は森林たくみ塾で実践の中で体で覚えるという体験をしていたので、スクールでは学科が多かった分、今まで身につけたことを知識としてより丁寧に幅広く学べたことがよかったです。
問7>後輩にアドバイスやメッセージをお願いいたします。
初めはなかなかうまくいかないことや悔しい思いをすることもあると思いますが、地道な努力や経験の積み重ねが大切だと思うので、自分に負けずに前向きに頑張ってください。
一年は本当にあっという間で、こんなに幅広い同級生ができることは人生でなかなかない貴重な経験です。
一日一日を大切にして、仲間と切磋琢磨しながら木工を精一杯楽しんでください。
お問い合わせ
岐阜県立 木工芸術スクール 管理調整係
住所: 〒506-0057
岐阜県高山市匠ヶ丘町1-123
電話: 0577-32-1143 ファックス: 0577-32-1929
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